在学中に放送大学を卒業する看護専門学校のダブルスクール構想が実現しました。4月から運用開始です。ただし、こちらの解釈違いがあり、やはり学士を取得するのは簡単ではないことが分かりました。教養学士のための教科は看護専門学校と同時に履修できるが、看護学士のための教科は看護専門学校を卒業してからでないとできないということです。

本来のダブルスクールは、今年4月に入学する准看護学科の学生を想定していました。この学生たちは看護専門学校を卒業と同時に放送大学を卒業できるからです。ところが、予想していなかった学生が反応してきました。新しく看護学科に入学してくる学生たちです。この人たちは、放送大学卒業に必要な4年間の在学期間を満たすのは看護専門学校を卒業して1年後なのです。将来はこのサポート体制も作る予定です。

千葉市の放送大学本部連携教育課の担当者が打ち合わせのために2回来てくれました。事務的な手続きなどはメールでやり取りしてできたのですが、どうしても微妙な点は直接話をしないと理解が難しいところがありました。

学生への呼び掛けに対して、4月から看護学科に進学する准看護学科2年生が反応してくれました。最初の説明会には何と28人が出席しました。仕事をしながら看護専門学校の勉強をして、その上、放送大学の勉強です。やる気が第一ですので、説明会では、何度も「やる気」、「覚悟」という言葉を繰り返しました。2回目の説明会には11人が出席しました。そして、最終的に4月から7人が放送大学に入学することになりました。また、短期大学を卒業した1人の学生はこのダブルスクールとは違うのですが放送大学に編入することになり、ダブルスクールの学生と同じように授業料免除規定などを適用することになりました。

最初に集まってくれた28人の中には、五所川原市立高等看護学院と黒石厚生看護専門学校を志望している学生が含まれていました。 五所川原は専修学校ではありませんので看護学校の単位は大学と互換性がありません。このため志望を弘前市医師会看護専門学校や黒石市の厚生看護専門学校に変えた人がいました。医師会出身の人たちの将来の可能性を少しでも高めてやりたいと思っています。そして、少しでも優秀な高校生が弘前市医師会看護専門学校を選んでくれることを期待しています。