ニュースレター132号にも書きましたが、令和4年9月に弘前高校開校記念講演会で後輩に話をしてきました。その内容が弘前高校鏡ヶ丘同窓会報に載りました。講演の打ち合わせの時に、講演会の内容を同窓会報に載せるので、その記事を誰か友人に書いてもらえないかとの話がありました。そこで高校1年と3年の2年間同じクラスだった工藤和夫君にお願いしました。長く高校で数学を教えていましたし、弘高にも勤務したことがありますのですぐに引き受けてくれました。

高校時代、私は論理的な展開で物ごとを進める数学が好きでした。その当時、「大学への数学」という月刊誌がありました。点数を取る受験のための雑誌ではありません。今のように空欄を埋める問題ではなく、論理的に展開して解答を引き出す問題ばかりでした。友だちと一緒に勉強したのですが、この問題をどの視点から攻めようかという感じが強く、やらされ感が全くありませんでした。

毎月問題が出題されるのですが、分野別ではなく解き方は自由で自分が考えた方法で問題を解いて提出します。きれいな解き方をすると点数が高くなり、減点というよりは加点して採点しているのだと思いました。私も成績優秀者として名前が載ったことがありました。

ある小学校では、その学年までに習っていない方法で算数の宿題を解いたり、習っていない漢字を使って文章を書いたりすると親が注意されるとのこと。満点から減点するのではなく、「大学への数学」のように他の人とは違う視点からきれいな解き方をすると加点されるようにして評価するともっとやる気が出てくる子どもが多くなると思うのですがどうでしょうか。

沢田内科医院の職員が漢字検定4級の勉強をしていたことがありました。たまたま西目屋小学校の校長先生が検診で受診していてそれを見て、西目屋小学校では漢字検定をやるようになりました。多分、学年に関係なく漢字の勉強をしているのでしょう。