『はんばげる』 Posted on 2006年1月15日2017年2月23日 by sawada 「はんばげる」は嘔吐するのとは違う。 口から何か物が入るために吐きそうになるが、胃からは吐物は出てこないことをいう。 嘔吐してしまうと、「はんばげる」とは言わずに、「けす」と言う。 「けす」は、返すが短...
『飲まさる』 Posted on 2005年3月15日2017年2月23日 by sawada 私はアルコールで軽い肝障害があっても、B型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスを持っていなければ、 アルコールは禁止していません。 検診で肝障害を指摘されても、『今までどおり飲んでもいいですよ。』というと、 当...
『書がさね』 Posted on 2005年3月15日2017年2月23日 by sawada よく、『このボールペン、書がさね』と言います。私は字も知ってるし、書けるんだけど、ボールペンのインクが 出ないから書けない、という 意味です。つまり、悪いのは 私ではなく、ボールペンだと いう意味を含ん...
『あげた』 Posted on 2004年7月15日2017年3月19日 by sawada 標準語ではありません。津軽弁です。口の中の上の部分、口蓋のことである。軟口蓋、硬口蓋を含めた広い領域を指す。 「あげた」にはアフタができたり、カビがくっついて、しょっぱい物が沁みて食べられないことが...
津軽弁かるた Posted on 2004年3月15日2017年2月23日 by sawada 八木橋哲夫さんから『津軽弁かるた』(ディスカバリクリエイティブ)をいただきました。 このかるたには、CDが付いています。つまり、ヒアリングもできるように、「ネイティヴ」の津軽衆が読み上げているのです。 ...
方言川柳句集 あずましの国 Posted on 2004年3月15日2017年2月23日 by sawada 渋谷伯龍さんの本、『方言川柳句集 あずましの国』(陸奥新報社)も面白い。 もちろん津軽弁の川柳です。病院に関係する句を選んでみました。 『看護婦の よろたささわる 好ぎだ爺コ』 『長生ぎも 内科整形 ゆ...
『へなが』 Posted on 2003年7月15日2017年3月19日 by sawada もちろん、背中のことです。津軽弁では、「せ」が「へ」になることが多く、膝は、「へじゃかぶ」となる。 ちなみに、へそは「へっちょ」である。津軽弁の「へ」を発音する時は、口を横に大きく開いてはいけない。 ...
『まぶぢ』 Posted on 2003年1月15日2017年2月23日 by sawada 「まぶた、瞼」のことである。蚊に刺されて「まぶぢ」が腫れてしまうと、「まなぐ」あるいは「まなご」が見えなくなる。 一重まぶたのことを「ふとまぶぢ」、二重まぶたのことを「ふたまぶぢ」という。 このことか...
『ぼのご』 Posted on 2002年9月15日2017年2月23日 by sawada ぼんのくぼ(盆の窪)のことで、本来は項(うなじ)の中央のくぼんだ部分であるが、後頭部から頸部にかけ、少し広い部分を指すことが多い。 「ぼのご」の「ぼ」と「の」の間に「ん」がかすかに発音される。この言...
『おどゆび』 Posted on 2002年7月15日2017年2月23日 by sawada 津軽では、一家の主人は今でこそどこの家庭でも、「お父さん」か「パパ」であるが、昔は、「あや」、「おど」、少し上品に「とっちゃ」と言った。その言い方は、一応その家の格を表していたと私は思っていた。 ち...