弘前市の方から1月最終週に2回目接種から6か月経過した方から順に3回目の接種券が発送になると連絡がありました。2月1日より予約が開始になる見込みです。これまでの接種と異なる点についていくつかお知らせしたいと思います。

 当院では1,2回目のワクチンはすべてファイザー社のものを接種しました。昨年は約18000回の接種を行いました。3回目のワクチンはファイザー社とモデルナ社の両方で対応することになります。

当院には西目屋村分としてファイザー社のワクチン1箱分だけ、弘前市分としてはモデルナ社のワクチンが10箱(2000人分)届いています。モデルナ社のワクチンは1バイアルから10人分とらなければならないため、これまでは余りが少なくなるように主に大規模接種で用いられました。今回はファイザー社分だけでは足りなくなることが予想されること、感染拡大の中で予防接種を急がなくてはならないことから交差接種(1,2回目とは別な製品を接種すること)が認められることとなりました。

モデルナ社のワクチンはファイザー社のよりも副反応が強いと言われていますが、モデルナ社製ワクチンは今回1,2回目の半量になります。(つまり1バイアルから20人分とることができます。)半量になる分、モデルナ社製ワクチンの副反応は1,2回目よりは小さくなるかもしれません。また、交差接種の場合は同じ製品を接種するよりも抗体が多くなることが知られています。特にこだわりがない場合は、早く接種できるモデルナ社製での接種をすすめることになります。

 3回目接種の目的は重症化予防です。まったく感染しなくなるわけではありませんが、感染して命を落としたりすることがないようにできる(今のところ)唯一の方法と考えられるため、希望者には接種を推進していきたいと思います。