11月20日、西目屋村民文化祭でピロリ菌のキャンペーンをしてきました。西目屋村からピロリ菌をなくしてしまう活動を続けています。人口が1,400人程の村ですから、少しずつ続けて行けば若い人たちのピロリ菌感染率がほぼゼロになるのではないかという夢を追いかけています。結果として、将来、胃癌になる人がほとんどなくなるという夢です。

西目屋村でピロリ菌の検査を受けた人のリストを作っています。村民文化祭の会場に来た人に呼び掛けて、検査を受けていない人に検査キットを渡してきました。ピロリ菌という言葉を知らない人はほとんどいなくなりました。しかし、検査を受けていない人はたくさんいます。若い人でピロリ菌がいる人は少なくなっていますが、まだ確実にいます。

平成26年から本格的にピロリ菌の治療を開始しましたので、沢田内科医院で定期的に胃の検査をしている人でピロリの検査をしていない人はほとんどいなくなりました。ピロリ菌がいる人の胃の中には粘液が多いです。しかし、ピロリ菌を治療するとこの粘液が少なくなります。胃の内視鏡検査をしていると、前に比べて明らかに粘液が少ないきれいな人が多くなっています。これはピロリ菌がいなくなっていることを表しています。

弘前市でも、ピロリ菌と連動して内視鏡検査による胃がん検診を開始することを計画しています。ピロリ菌の感染を少なくして胃癌の人がいなくなるのを期待してピロリ菌キャンペーンを続けます。