陸奥新報に西目屋小学校の5年生と6年生の子どもたちがジュンク堂へ行って本を選んでいる記事が掲載されました。低学年は平積みされている本が多いということで、日を改めてヒロロのツタヤへ行くことになっています。

私の故郷、西目屋村の子どもたちに本を読むチャンスを与え、その中で自分の将来を考えてもらおうと読書活動を行っています。とはいうものの、ふるさと納税の制度を使って資金援助をするだけですが。この活動に対して西目屋小学校は平成30年に文部科学大臣賞をいただきました。また、それまで進学したことがない大学に西目屋村の子どもたちが進学しています。これも多分、読書活動の成果のひとつだと勝手に解釈しています。

私は読書活動を始める時に学校の先生方に3つのことをお願いしました。まず、読書感想文を書かせないこと。本を手に取ってみることが目的です。その中で興味があることを読んでもらいたいので強制してはかえって本が嫌いになってしまいます。2つ目は先生方へのお願いです。よく学校では読書の時間を設けています。この時に、先生方は自分の仕事をしないで子どもたちと一緒に本を読んで欲しいということです。3つ目は、本を図書室において番号をつけて管理しないで欲しいということです。とにかく面倒な手続きをしないで、子どもたちに自由に本を手に取ってもらいたいからです。

さすがに、学校としては3つ目のことは受け入れられないとのことでした。でも、学校に行ってみると、本は図書室だけでなく教室にも廊下にもイベントホールにも置いてありますので、私の気持ちが通じたのだと思っています。

3歳、4歳の孫の行動を見ていると面白いことが分かります。私から見ると全く面白くない場面なのですが、子どもたちはそのテレビの画面にくぎ付けにされていることがあります。この番組を作った人は、子どもがどんなことに興味を示すのかがよく分かっているのでこのような番組を作ることができるのでしょう。

西目屋小学校では図書を充実させるためにたくさんの新しい本を買いました。当然のことですが、これらの本は大人が選んで子どもたちに与えています。学校の先生ですから子どもたちのことはよく知っていて、それを前提に子どもたちのためになる本を選んでいることは間違いありません。

でも、孫たちの行動を見ていると、先生たちが選んだ本がある図書室ではなく、本屋で子どもたちに実際に本を見て選ばせるとどんな本を選ぶのだろうかと思うようになりました。そこで、西目屋村教育委員会に対して、子どもたちの目から見て欲しい本を選ぶことを提案しました。具体的には、子どもたちを弘前の本屋に連れて来て、売っている本棚の本を手に取ってみて欲しいと思った本を買ってもらうということです。これには庭田校長先生も賛成してくれ実現することになりました。これが陸奥新報の記事になった次第です。

西目屋小学校の子どもたちはバスでジュンク堂へ行ったようです。どのような本を子どもたちが選んで買ったのか、まだ実際には見ていません。これが繰り返されると子どもたちが作った子どもたちの図書室が出来上がるのではないかと思っています。楽しみです。