斉藤優香さんは、看護専門学校を卒業して2年目ですが、4月から弘前市医師会看護専門学校の非常勤講師として講義を始めました。今年度は90分授業を14回行なう予定です。

優香さんは、看護専門学校を卒業したばかりで、看護師としての臨床経験は学生時代を含め4年間だけです。少し早い気もするのですが、看護専門学校で非常勤講師の欠員ができたため、今年から准看護学科1年生に対して、内分泌、糖尿病、アレルギーなどの講義を担当することになりました。

昨年4月、沢田内科医院で12年間働いていた小堀未希さんが弘前市医師会看護専門学校へ移りました。現在、看護学科の専任教員として活躍しています。優香さんは小堀未希さんが准看護学科で教えていた科目を引き継ぎましたので、その資料を譲り受けました。それをバーションアップして講義に使っています。

優香さんは、弘前大学人文社会学部を卒業しています。しかし、教員資格がありませんので、放送大学に入学しました。2年後に教員資格だけでなく、認定心理士の資格も取得する予定です。ニュージーランドに留学した経験もありますので、英語の講義も担当する予定です。

また、糖尿病の勉強を続け、3月に日本糖尿病療養指導士の試験を受けました。5月10日に発表があり、めでたく糖尿病療養指導士の資格を取得しました。看護専門学校での講義内容でもあり、糖尿病患者さんを実際に指導することで、糖尿病に関する知識や技能をさらにバーションアップしていきます。

糖尿病患者さんは、網膜症や腎症、さらに心筋梗塞や脳梗塞と血管の障害が原因で起こる病気を合併します。折角ですので、引き続き、高血圧・循環器病療養指導士の資格取得に向けての勉強も始めます。

そして、看護師として臨床経験を積んで、将来は弘前市医師会看護専門学校へ教員として移る予定です。