沢田内科医院ニュースレターを発行して5年が過ぎましたので、これを1冊にまとめました。題して、『鶏肋』です。 33号で少し触れたのですが、私の高校在学当時の小田桐孫一校長の論説集『鶏肋抄』からいただきました。 小田桐校長によると、後漢書に「それ鶏肋はこれを食すれば即ち得るところなく、 これを棄つれば即ち惜しむが如し」とあり、鶏のあばら骨は食うほどの肉はないが、 棄ててしまうには惜しい気がする、ということです。 ニュースレターを創刊号から、1号も欠かさず保存している人もいるようです。 でも、こうしてまとめて読んで見ると、また違った面白さがあり、 忘れていたものを思いださせてくれるという感想もいただきました。

読み方ですが、「けいろく」と読みます。 編集の段階では、印刷会社の方で(けいろく)と振り仮名を付けてきました。 しかし、「格調高く」という私の方針を尊重し、何と読むか迷う人もいるかなとも思いましたが、 印刷直前に削除してしまいました。2,000部印刷しましたので、まだ、残りがあります。 ご希望の方は、お申し付け下さい。

私の恩師である、弘前大学前学長の吉田豊先生からは、「沢田君、出版記念会はいつやるんだね。 挨拶の言葉はもう考えてあるから」、と言われました。 予算を使ってしまいましたので、出版記念会は断念しました。