2台になったシマヅ

 1月からの発熱外来の状況、世界で変異ウイルスが次々に出てきている現状から今後も発熱時にコロナの確認を行う検査は必須と考えられ、ゴールデンウィークを前にPCR検査の器械をもう一台増設しました。島津製作所の検査機器で1回に4人分、約2時間で検査できます。以前購入した機器と同じものなので、合わせて1回に8人分検査できることになりました。日本製のいいところは試薬や検査機器の備品が安定して手に入ることです。海外製ですと、天候や紛争などの影響で輸入されなければ検査ができないことになってしまいます。

 グラフにあるように当院では検査件数もデータとして残して、だいたい毎日どのくらいの検査を行う可能性があるかを把握して在庫を置くようにしていました。しかし今回は前述のようにゴールデンウィークで突出した検査数になってしまったため、5月5日の時点でチップ(器械の中で試薬と検査検体を混ぜるために必要な部品)とスピッツ(患者さんの鼻の奥からとったぬぐい液を入れておく容器)が不足してしまいました。休み中ではありましたがお世話になっているシバタ医理科に依頼し、なんとかつなぐことができました。