今年の3月に2人の学生が医師会看護専門学校を卒業したことは前回のニュースレターでお知らせしました。成田華帆さんは弘前脳卒中リハビリテーションセンターへ就職しましたが、西谷鮎子さんは引き続き沢田内科医院に勤務することになりました。

二つのことをやります、二つです!!

看護師となりましたので仕事をして生活して行けばそれでいいのですが、沢田内科医院ではできるだけ何かを学んで仕事をすることを勧めています。西谷さんは、他の病院に就職するのではなく、引き続き勤務して糖尿病と超音波検査を勉強することを選びました。

職員が何かを目標にして勉強する時は、気持ちで達成感を味わうだけでなく、目に見えた形で評価できるようにしています。そして、それを予め周りの人たちに宣言して始めるようにしています。また、その途中経過もニュースレターでお知らせするようにしています。達成した喜びだけでなく、その途中経過もみんなで共有してもらいたいからです。

糖尿病は「日本糖尿病療養指導士」を目指すことにしました。糖尿病に関する知識を身につけ、療養指導ができるようになります。資格の取得まで3年程度を予定しています。400人以上の糖尿病患者さんがいますので、日常の仕事をしながら続けることができます。

小堀未希さんが3月に試験を受け5月の合格発表を待っています。西谷さんの他に4人の看護師が一緒に勉強することになっています。勉強会ではこの分野では先輩格の未希先生が教えます。

超音波医学会には「消化器超音波検査士」という制度があります。西谷さんはこれも目指すことになりました。超音波検査は患者さんの病気の診断に直結しますので、これは糖尿病療養指導士に比べてさらに技術が必要です。多分、5年程度かかるものと思っています。これは、すでに超音波検査士の資格を持っている宇野洋子さんが指導にあたります。

糖尿病と超音波検査を並行して進めますので、あまり焦らないで期限はゆるめに設定してやりたいと思っています。途中経過の報告もしますので、皆さま、ご期待下さい。