救急車は一般の人たちだけでなく、医院でも出動をお願いします。具合が悪い患者さんを別の病院に移す時に、 一人では動けない場合や動かしてはいけない場合などは、消防署にお願いして救急車で患者さんを運んでもらいます。

何事もそうですが、実際にどのようにしているのかを見ることが大切です。私も気軽に電話で救急車をお願いしていますが、 どのようなシステムで、どのように動いているのかを知りたくて、見学をお願いしました。 そこで、9月3日午後、私と看護婦6人で新築された消防署を見学に行ってきました。

心臓が止まった時の除細動は救急隊員ができるようになりました。
除細動は秒を争う救急処置ですので、普段から人形を使って訓練しています。

弘前消防署管内では、年間14,000件の119番通報があり、救急車の出動は6,000回とのことでした。 一日平均で16回、つまり、1時間半に1回出動していることになります。 消防車の出動回数は110回ですので、火事は3日に1回ということになります。 見学時間中に119番通報は2件ありました。消防本部からの救急車や消防車の出動はありませんでしたが、 消防本部から分署に指令を出してそこから出動しました。

119番通報があると電話の途中から署内放送が流れ、直ちに出動態勢がとられ、一刻も早く現場に到達できるようになっています。 弘前は本町にある消防本部で、各地の分署に指令を出して、最も近い所が対応しています。

消防署の役割に、消防と救急の二つがあります。ある時は火事現場で火を消す仕事をして、 ある時は救急車に乗って病気やけがの人を運ぶのだろうか?何かあまりにかけ離れているような気がしていましたが、 話を聞いているうちに、交通事故や火事にはけががつきものですから、同じ部署で扱うのが自然なんだろうなぁと思うようになりました。 実際に、場合によっては救急隊員が消防車に乗ることもあるようです。ちなみに、消防は警察から昭和23年に分離したそうです。 制服が似ているのは、そのためなのでしょうね。また、救急は昭和38年に消防で扱うようになったそうです。

救急車も消防車も動いていなければ、私たちにとってはいいことです。でも、救急隊員はいつ要請があってもいいように、 いつも待機しているわけです。医療従事者も長時間拘束されますが、救急隊員も結構長い時間拘束されています。

お笑いをひとつ。救急司令室の外から訓練として、井上真利子さんが、 息子がけがをしたという想定で(実は本当にあった話)119番に電話をしました。住所を番地まで言うと、 大きなディスプレイのゼンリンの住宅地図よりも詳しい地図上に、井上さんの自宅が『井上俊』と瞬時に映し出されました。 これを見た井上さんの言葉は、「私の家は表札を出してないのに、何で分かったのかなぁ」、という間抜けなものでした。

最後に、はしご車に乗せていただき、地上30mから弘前市を眺めさせていただきました。 消防司令長の中村人至さん、救急隊の皆さんには大変お世話になりました。

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