6月1日から30日まで後藤慎太郎先生が研修しました。弘大附属病院の研修医ですが、1年目は健生病院で研修を受けています。ただ、沢田内科医院のような慢性期の外来患者さんを継続して診たことはないとのことでした。地域医療研修ですので、その特徴を生かして、検査ではなくできるだけ病歴と身体所見だけで判断するトレーニングをすることにしました。

大きな病院で研修すると、細かいことを知らなくても目的としたものが得られます。例えば、血液検査ではオーダーする検査項目がパターン化されていますので、細かいことを考えなくても検査結果が得られます。また、簡単に検査をしてしまいがちです。

今回の研修では、病歴を詳しく取ることをまず行いました。患者さんの話を聞くと、そこにヒントがよくあります。今回の場合も、熱はないが咳が続くという患者さんがいました。後藤先生は普通の風邪として治療しようとしていました。でも、咳の状態を詳しく聞くと、日中はそれほどでもないが、夜に寝ると強くなるとのことでした。

心臓が悪いと胸に水が溜まって横になるとさらに強くなるために急に息苦しくなることがあります。病歴を詳しく聞くと、どうもこれに当てはまりそうでしたので、胸の写真を撮ることにしました。写真は予想通り、心臓が悪い時の写真でした。普通の風邪ではなかったのです。

隣のほぼ同じ体型の看護師とペアで 「真紀と慎坊」と呼ばれました

いろいろなことを確認のために質問しました。知識はいっぱいあるのですが、はっきり正確に覚えていませんでした。学生時代の試験だといい成績が取れますが、臨床の現場ではそのままでは使えません。現在は研修中ですので、一つひとつを確かなものにして臨床で使えるようにすることを確認しました。

後藤先生は横浜市出身です。朝の回診の時には、必ず新しい津軽弁と遭遇します。大人しい性格の後藤先生は、患者さんにやさしく話しかけるのですが、耳が遠い患者さんは聞こえているのかどうか分からない上に津軽弁で答えます。その後で、津軽弁のミニレクチャーが始まります。ナースステーションでの話でも新しい津軽弁をたくさん覚えました。

後藤先生の外観から、ドラえもんに出てくるジャイアンかなと思いましたが、行動と性格はドラえもんでした。みんなで写真を撮る時も、大きな体を縮めていました。後藤先生は、臨床医ではなく病理医になります。病気で亡くなった人を解剖してどのような状態だったのかを調べたり、顕微鏡で病気を診断するのが主な仕事になります。もちろん、大学では学生の指導にもあたります。ずっと青森県に住んでいて下さいとお願いしておきました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です