夏号でお知らせしていた旧院内薬局部分の工事が完了しました。手狭だった受付窓口を拡張し、会計スペースを新たに設置しました。手荷物を手元に置きながら会計ができるように手前部分に荷物置きをつけました。また事務室出入り口を会計窓口脇にもうひとつ造設したことで、診察室入口の混雑も緩和されることが期待されます。



 事務室はほぼ2倍の広さになりました。当院はまだ紙カルテなので、過去カルテを置いておく場所に困っていましたが今回の拡充で少し余裕ができました。机の場所も変更し、カルテの流れも改善されました。パソコンのハードディスクも机の下に置くように設置したため個々の机の上の作業スペースも広く使えるようになり、ミスも減るのではないかと思います。

 これらは私がひとりで計画してやったことではなく、事務員みんなで机の場所、カルテ棚の場所、収納の場所を考え、何度かのミーティングを経て具体的に動線をシミュレーションして発注したものです。お金はかかりましたが、職員が気持ちよく働ける環境を自分たちで作り上げるのも大事な働き方改革です。

 今回、玄関のリフォームも行いました。これまで玄関で転倒する方を何度か見てきましたし、手すりが欲しいとの意見もありました。スリッパを入れていた靴箱を撤去し、新たに手すりを設置、動線も変更しました。まだ段差はありますが、手すりをつたって座って椅子まで移動できるようにしましたので、以前より安全に履き替えができるようになったはずです。

 また、院外薬局近くの駐車場には融雪のための地下水のポンプがあり、雪に埋もれると場所がわからなくなって転落や転倒の危険があるため、白いフェンスで囲いました。駐車場や玄関はまだまだ改善が必要な部分があるので少しずつ改修していきたいと思います。