8月には弘前総合医療センターから研修医の松丸麗奈先生が地域医療研修にきました。松丸先生は北海道の出身で将来は弘大の消化器血液免疫内科に進む予定です。研修中に初めて実際の患者さんへの胸骨圧迫、AEDなどの救急対応を経験しました。また、目の前の症状をしっかり絞り込んで、問診と診察から診断名をつける訓練を繰り返しました。昼食時には家庭と仕事の両立をどうしたらいいのか、一緒にいろいろ考える時間を持ちました。弘前大学医学部の男女比はほぼ1:1です。女性が多い学年もあるようです。医師としての研鑽を積む中で専門医取得や大学院での研究期間と、結婚、出産、育児を行う期間がちょうど重なってしまうことで様々な問題が発生し、男女ともに悩むことが多くなっていると思います。もちろん医療界に限ったことではありませんが、それぞれの置かれている状況や境遇に配慮し合いながら、そのときどきで最良の選択をして困難を乗り越えていってほしいと願っています。