これまで超音波検査士として活躍してくれた宇野さんが6月いっぱいで定年を迎えました。昨年令和6年の腹部超音波検査件数は2510件で、これは開院以来過去最多を記録しました。宇野さんには感謝してもしきれないくらい沢田内科に貢献していただいたと思っています。今後は院長直也と看護師の澤田美紀子さんが中心となって超音波検査部門を運営していくことになります。4番診察室に新たにエコー機器を導入しました。往診の際にも使用できるタブレット型の小さい機器です。これは当日緊急で検査したい方を早めにみるためという目的がひとつ、もうひとつは今後新たに超音波検査士を養成するためでもあります。現在、弘前市医師会看護専門学校で准看護師になるための勉強をしている石山大河さんと看護師の斎藤日和さんの2名が超音波検査士を目指して勉強することになりました。

小型エコーを設置しました。
検査士の訓練として、座学はもちろん、実際の検査経験が何より大事になります。ある程度の検査手順がスムーズにできるようになった時点で、臨床の現場でも経験を積む必要があります。今後、腹部超音波検査目的に受診された患者さんには1日数名の方にお声がけさせていただき、ご協力いただける場合は医師の直接指導のもと、一緒に腹部超音波検査をさせていただければと思います。一人前になるためには年単位での修業が必要です。将来的には超音波検査をより手軽にたくさんできるようにすることで、検査のハードルをさらに下げて膵がんの早期発見の取り組みにもつなげていこうと考えています。ご協力のほどよろしくお願いいたします。




第141号より