弘大附属病院臨床研修医の齋藤絢介先生が臨床研修に来ました。 20131115b1.jpg 齋藤先生は1年目を三沢市立病院で研修し、2年目は弘大附属病院で研修しています。今回は、10月1日から1ヶ月間、地域医療研修として私たちの医院で研修しました。青森市出身ですので、津軽弁には全く不自由はしませんでした。

大きな病院で研修すると、高血圧症、高脂血症、糖尿病といったいわゆる慢性疾患を継続して診る機会は多くはありません。 でも、全国レベルで見ると、心筋梗塞や吐血などといった大きな病院で見る急性期の病気よりも、私たちの医院に通院するような患者さんが圧倒的に多いのですから、このような病気に対応する能力は必須なわけです。

齋藤先生は非常にたくさんの知識を持ち合わせていました。後は、臨床の現場でそれを実際に応用できるように研修すれば、立派な臨床医になります。今後に期待したいと思います。

今年は、弘大附属病院から2人、国立弘前病院から2人と4人が研修に来ました。1ヶ月間ずつですので、4ヶ月間、研修医と一緒に診療を行いました。 通院する皆さんにはご迷惑をお掛けしたこともあると思いますが、若い医師に地域での開業医の仕事を知ってもらうことは大事なことです。 私自身がそうでしたが、大きな病院にばかりいると、地域の開業医がどんな医療を行っているか分からないものです。 お互いに協力し合って診療することは非常に重要です。その意味でも地域医療研修は大事だと思っていますので、弘大の臨床研修にはできるだけ協力しています。