今年の4月から、健診制度が大きく変わりました。 弘前市民にとって大きく変わった点は、企業に勤めている人と、その家族の健診です。 これまでの健診は、弘前市が実施していましたが、4月からは、健康保険組合が健診を行うことになりました。 つまり、どの健康保険に加入しているかで受けられる健診に違いが出てきました。その要点を4つの場合に分けて解説します。

■弘前市国民健康保険(国保)に加入している人(40歳以上、75歳未満)
これまでの基本健診と大きな違いがありません。 弘前市では、弘前市医師会の意見を全面的に取り入れてくれたため、むしろ、これまでよりも充実した健診内容になりました。 希望者は、弘前市医師会健診センターか各医療機関に問い合わせて下さい。

■健康保険組合に加入している本人(40歳以上、75歳未満)
勤めている人を対象に、いわゆる事業主健診が行われます。 これまでは、健診を受けることができない場合は、弘前市の基本健診を受けることができましたが、 4月からは受けることができなくなりました。 また、健診内容も、弘前市国保の健診に比べると項目が貧弱な場合が少なくありません。 大きな企業になると、人間ドックを受けることができるなど、健康保険組合によって違いがあります。 自分の健診がどうなっているのか不明な場合は、勤務先に問い合わせて下さい。

■健康保険組合に加入している人の家族(40歳以上、75歳未満)
昨年度までは弘前市の基本健診を受けていましたが、4月からは受けられなくなりました。 家族が加入している健康保険組合から、「受診券」が送られてきます。 ただし、「受診券」の発行を申請しなければ、送られてこない場合があります。 「受診券」があると、市内の医療機関でも健診を受けることができます。 ただし、この内容も、弘前市国保の健診に比べると貧弱な場合が多いです。

■後期高齢者(75歳以上)
この年代の人たちは、これまでは弘前市の基本健診を受けることができましたが、4月からはできなくなりました。 医療機関に通院していない人は、後期高齢者の健診を受けることができます。 しかし、多くの人が医療機関に通院していますので、現実には健診を受けることができなくなりました。 でも、心配は要りません。通院している人が、その病気のために定期的に検査していれば、 後期高齢者健診を受ける意味はほとんどありません。 つまり、75歳以上で通院している人は、健診を受けられなくても、実際は不便を感ずることは、ほとんどありません。

今年の4月からの健診は、糖尿病などの生活習慣病を持つ人を早く見つけ出すことに目的が変わりました。 弘前市民にとっては、健診を受けることが不便になり、場合によっては、健診を受けることができなくなり、 さらに、その内容も、これまでよりも貧弱になりました。 そして、この健診のシステムを整備するために、膨大な時間と費用を必要としました。 その上、その効果には疑問が持たれています。始まってしまったことですから、 やらざるを得ませんが、介護保険との整合性がとれていなかったり、前途多難な健診が始まったものです。

ここで述べたことは、健診の大まかな説明でしかありません。 詳しくは、自分の職場、加入する健康保険組合、弘前市国保年金課、などに問い合わせて下さい。 なお、がん検診はこれまでと変わりありません。がん検診の方が、一般の健診よりも大事です。

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