6月に弘前市教育委員に任命されました。何ごとも断れない性格を知ってのことなのか、思いもよらないところから話が出てきて、話を聞いているうちに引き受けることになってしまいました。

学校と市役所が相手ですから、ほぼ全部が日中の仕事です。それも、午前中も!! そこで、引き受ける時に条件を付けました。会議は水曜日か金曜日の午後にすること、学校訪問は都合がつく時だけ参加すること、のふたつです。水曜日と金曜日の午後は自分の時間を確保するために休診にしていたのですが、最近は、ほぼ何かの予定が入ってしまいます。これで、自分の時間を持つことはほぼ絶望的になってしまいました。

弘大医学部や臨床研修医の教育、医師会看護専門学校の教育、医院の職員の教育など、人を育てることに少しでも貢献しようと思ってやってきました。中学生の職場体験は引き受けていましたが、これまでは大部分が大人相手のことでしたので、教育委員にという話を頂いた時に、小中学校の教育に関与することも面白いなとも思いました。

ということで、教育委員を引き受けることにしました。今回、市の教育委員会に誘われたことにたいして、医師会の先輩の先生から、「先生は普段から、教育委員にして下さい、というようなことをしてるんだからしょうがないんだよ」と言われました。教育委員会の人から説明を聞いている時も、これまで自分がやってきたことを考えると、断る理由が見つからないなと思っていました。

弘前市内には、市立の小学校が35校と中学校が16校あります。早速、6月27日から7月14日までの予定で学校訪問が始まりました。基本的に朝から午後にかけて3校を訪問するのですが、私は、午前は5回、午後は8回参加することにしました。午前中の学校訪問の5回は、代わりに木村あさの先生と私の長男の直也が診察します。

学校訪問は、すべての学校を年に1回訪問するのですが、今回は29校を訪問し、残りは10月に訪問する予定になっています。自分の子どもの参観に1回しか行ったことがないくらいですから、学校の実情が分かるはずもありません。教育委員会がどのような組織なのかももちろん知りませんでしたが、何回かの会議と学校訪問をしてみて、大事な組織であることが少し理解できました。

私は、弘前市医師会看護専門学校で看護学生の教育に関与しています。私たちの学校には基礎学力が身についていない学生がたくさん入学してきます。これは特殊な例ではなく、ごく普通のことです。例えば、小学校5年程度になれば、子どもの算数を見てやれない保護者がたくさんいます。これは、中学校で教わったことが身についていないためです。そして、高校もそのまま卒業してしまいますから。教育委員会では、このあたりに注意しながら見ていこうと思っています。

また、発達障害もよく考えてみようと思っています。高校卒業生を受け入れる看護専門学校でも発達障害が問題になることがあります。通常の児童生徒の6%程度が広い意味での発達障害だと言われていますし、知的障害や言葉の問題を同時に抱えていることが多いので、この点にも注目していこうと思っています。

教育委員の任期は4年ですので、自分の体力と気力が続くあと4年は社会に貢献できるような活動を続けることに決めました。

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