外来診察に時間がかかり、待ち時間が長くなっています。2時間を越えることも珍しくなくなり、 不評な大病院並みの待ち時間になってしまうこともあります。 開業医のいいところは、短時間のうちに診療を済ませることができることですが、 これではとても皆さんの要求に応えることができません。 待つ患者さんも大変ですが、待ってもらう私たちの方でも、心苦しさを感じています。 つまり、医院を受診することで、皆さんの貴重な時間を奪ってしまっているからです。 例えば、2時間待った患者さんが30人いたとすれば、1日に60時間分を無駄に過ごさせることになります。 1年で考えると経済的な損失は莫大なものになります。

待ち時間が長くなる大きな原因は、午前中に行う内視鏡検査と超音波検査です。 平成7年に開業してからの検査件数を見ますと、まだ増加傾向にあります。 ただ、現在の外来患者数を考えますと、これが限界だと考えています。

   年度別の検査件数

  H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16
胃内視鏡検査 620 690 774 722 829 887 838 863 927
大腸内視鏡検査 194 217 227 238 239 212 256 263 255
胃X線検査 15 25 22 27 25 29 41 37 46
大腸X線検査 171 210 197 208 198 185 219 229 226
腹部超音波検査 633 607 727 642 771 810 830 811 929

胃内視鏡検査と超音波検査は午後の診療時間でも行うことができますので、 できれば午後に検査をお願いしています。 しかし、大部分の患者さんは午前中の検査を希望しますので、実際に午後に行っている検査はそれほど 多くはありません。食事制限を伴うことですので当然のことです。

腹痛や発熱など急に具合が悪くなって受診する患者さんが多い現在の状態では、 予約診療を行うことは非常に困難です。大きな病院と開業医には役割分担があり、 ちょっと具合が悪い時に、気軽に受診できるのが開業医のいいところですので、 これを崩すわけにはいきません。 胃内視鏡検査や超音波検査を午後に移すことができないことが分かりましたので、 症状が安定している患者さんに、午後の比較的空いている時間帯に受診してもらう方法を考えています。

その一つの試みとして、部分的に予約診療を組み合わせることができないかを検討しています。 通常の診療の間に予約患者さんの診察を割り込ませることです。 具体的には、15分に1人の割合で予約患者さんを割り込ませることで、1日に15~20人の患者さんは 待ち時間がなく診察を受けられるようにします。午後の比較的空いた時間にも割り振りされるために、 結果的に、予約をしていない患者さんの待ち時間もそれだけ短くなるのではないかと考えています。

世の中、予想したように物事が起こらないことが常です。とにかく実行してみて、 不都合があれば改善してみます。そして、待ち時間が少しでも短くなるように努力します。 近くにショッピングセンターなどがあれば、診療の順番になるまでそこで過ごしてもらうこともできるのですが、 お寺しかありませんので・・・・・。

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