昨年9月14日に、弘前市小学校校長会の研修会で講演を行いました。 その時に、松原小学校の知坂元先生と知り合いになりました。 知坂先生は漫画が得意で、『卍の城物語』と『ねぶたマンのあおもり探検』(ともに路上社)を出版しています。 弘前城のことや青森県のことを子どもたちに知ってもらおうと書かれた本ですが、 内容はむしろ大人が読むべきすばらしい本です。 実は、本屋で立ち読みして、弘前城と青森に関するマンガ本があるなぁと思っていましたが、 知坂先生の著書とは知らず、内容もこれほどのものとは思っていませんでした。

『卍の城物語』には、弘前城の成り立ちとそれに関わる歴史が詳しく書かれています。 満天姫のこと、連れてきた子どもの運命、美少年をめぐる争いで家臣が半分に減ってしまったこと、 たくさんのことが書かれています。 また、長勝寺構えの成立、私が住んでいる新寺町、医院のある茂森周辺の成り立ちなどが 当然のことですが絵で説明されていますので、現在の地形がどのような過程で形成されたのかがよく分かります。 ちなみに、先日の新聞を見ると、390年前に満天姫が建てた東照宮は倒産して競売にかけられています。 とにかく、面白く読めます。

『ねぶたマンのあおもり探検』も面白い。県内の豆知識が得られます。 現在の青森を作った人たちのこと、歴史のこと、地理のこと、りんごのこと、 青森に関する知識がたくさん書かれています。 自然編では、青森にゾウやクジラがいたことを示す化石があること、十和田湖や十二湖、 岩木山や恐山などの成立過程など読んでいて面白い。 城下町弘前の誕生や青森が港町として作られたこと、三本木原の開拓などたくさんのことが書かれています。 小学生や中学生だけが読むのにはもったいない内容です。 大人も、青森県の地理や歴史の入門書として読むのには最適です。

ついでに、知坂先生の本ではありませんが、『医者と侍』(講談社)という本が面白い。 弘前市は北海道斜里町と姉妹都市の関係にありますが、 そのきっかけとなった江戸時代に津軽藩士が蝦夷警備で斜里町まで行き、そこで遭難した事件がありました。 この事件に関して詳しく書かれています。 医学的な内容がたくさんありますので、医学に興味がある人は読みやすいと思います。

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