「名医発見」(中野次郎著、集英社)から ホームドクターを選ぶときのチェック項目、医師から見た困った患者さんワースト12、受診するときの十ヶ条 を列記します。

良いホームドクター(主治医)選びの条件

1)初診前に患者さんが求めておくべき医師の情報

①「名医」より「良医」を探すことが大切。その際、学歴よりも職歴を知ろう。
②友人や知り合いの医師や看護婦さんによく聞いてみて、評判のいい医師を探す。
③賭博をする医師、ゴルフに夢中の医師、アルコールや薬依存および喫煙する医師は除外。
④不倫の噂がある医師や、家庭が円満でない医師は避ける。
⑤威張る医師、不親切な医師、冷たい事務的な医師は前もって回避する。

2)最初にかかった時の医師の印象等による判断基準

①医院、特に診察室が清潔で、整頓が行き届いているかどうか。
②事務員さんや看護婦さんが礼儀正しく、親切で優しいかどうか。
③予約した診療時間通りに、快く診てくれるかどうか。
④医師のふだんの身なりが清潔で、服装が派手でないかどうか。
⑤医師が初診で自己紹介をし、決して威張っていないかどうか。
⑥問診、診察もていねいで、患者さんの言い分をよく聞いてくれるかどうか。
⑦視診、触診、打診、聴診の順に、ていねいに全身を診てくれるかどうか。
⑧診察の後、はっきりと診断結果を告げ、診療プランを提示してくれるかどうか。
⑨患者さんの質問に満足するまで説明をしてくれるかどうか。
⑩悪い生活習慣を改めない患者さんに対しても、つねに励まし、ときには叱ってくれるかどうか。優しさを売り物にし甘い言葉で騙す医師には注意。
⑪頼めばカルテを開示し、検査結果のコピーをくれたり、海外旅行の際に、診断書、服用している薬の一般名を英語で書いてくれるかどうか。
⑫自分が手に負えない場合、言わなくても他の医師のコンサルテーション(対診)を依頼するか、専門医に紹介してくれるかどうか。


困った患者さんワースト12
①何をしてもらっても、当たり前だと思っている患者さん。
②自分だけが一番重症だと思っている患者さん。
③自分で病気を治そうとする意思がなく、努力をしない患者さん。
④素人判断をして、指示に従わない患者さん。
⑤医師や看護婦さんの言うことよりも、自分が読んだ医学図書の方を信用したがる患者さん。
⑥母親の理解が足りない、そして過保護な子供の患者さん。
⑦病院慣れしている患者さん。
⑧社会的地位をそのまま病院で押し通そうとする患者さん。
⑨カネで解決しようとする患者さん。
⑩病気でないのに、よく病院にやってくる患者さん。
⑪何かと言うと、「新聞に投稿するぞ」などと脅かす患者さん。
⑫我慢強いため、辛抱しすぎて、訴えが少なく、おとなしすぎる患者さん。

「患者本位の病院改革」(朝日新聞社)から


医師にかかる十ヶ条(平成10年、厚生省)

①伝えたいことはメモして用意。
②対話の始まりは挨拶から。
③よりよい関係づくりはあなたにも責任が。
④自覚症状と病歴はあなたの伝える大事な情報。
⑤これからの見通しを聞きましょう。
⑥その後の変化も伝える努力を。
⑦大事なことはメモをとって確認を。
⑧納得できない時は何度でも質問を。
⑨治療効果を上げるためにお互いに理解が必要。
⑩よく相談して治療方法を決めましょう。



多くの患者さんたちが「3時間待ちの3分診療」を知ってのうえでも、大学病院や総合病院に押し寄せます。そうした患者さんたちが求めているのは、近代的な診療器具であり、有名な教授たち、いわゆる「名医」による「あなた任せ」の診療です(本文から)。

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