死体の叫び
上野正彦著、ぶんか社
★★★☆☆
2001/01/03 掲載

多くの保険金殺人を鑑定してきた著者が、悪質犯罪を防ぐには検死制度の充実しかないことを訴えています。故郷の西目屋村では休日に死亡するとどうしたらいいかわからず私に連絡が来ることがあります。大部分は知人であり、「異状死体ではない」と判断しますので死体検案書を書きます。しかし、異状ではないと判断するのは安易過ぎるかもしれない、もう少し慎重に対処しなければならないと反省しています。