医院での写真  左が亜里紗ちゃん、右が唯ちゃん

9月26日から3日間、相馬中学校2年の成田唯さんと三上亜里紗さんが沢田内科医院で職場体験をしました。よくあることですが、亜里紗さんは初日の朝に青くなってベッドで横になっていました。迷走神経反応というのですが、冷や汗をかいて脈拍が遅くなる、いわゆる脳貧血になったのです。

その後は何ごともなかったかのように、聴診器で自分の心臓の音を聴いたり、超音波検査で自分の肝臓や胆のうなどを見て感動していました。胃と大腸内視鏡検査でも体の中の見えない部分を興味深く見ていました。

また、看護師の「自分でやりたい仕事をしていれば、少しくらい自分の時間を犠牲にしても何とも思わない」という言葉を聞いて、ただ生活のために仕事をするのではなく、やりがいのある仕事をすることの大切さにも気づいたようです。

二人ともすごく明るく、昼ごはんを食べていても学校のことや家のことなどいろいろな話をしてくれました。その時に、1ヶ月後に相馬中学校へ行くことに決まっていましたので、会っても知らないふりをしたらダメだよと言いましたら、ハイタッチをする約束をしてくれました。

さて、10月24日は弘前市教育委員として相馬中学校への学校訪問でした。2時間目に2年生の教室へ後から入って前の方に行きました。そうしたら前後の席で隣同士の二人がいました! 数学の授業時間だったのに、二人で私にVサインです! もちろん私もVサインで応えました。そして約束通り、授業時間が終わって廊下に出てきた二人とハイタッチしました。

廊下で話していた時に、唯ちゃんと亜里紗ちゃんの二人は、給食を一緒に食べようと提案してきました。二人ではさんでと。実は、当日は、教育長を初め学校訪問した人たちは会議室で給食を食べることになっていました。でも、二人の提案を話したところ、校長先生が慌てて私の給食を2年生の教室に用意してくれました。担任の先生も、「積もる話もあるだろうから・・・・」と二人の机の間に私の机を用意してくれました。

担任の先生は、黒板に大きく「ようこそ 沢田先生」と書いてみんなと一緒に写真を撮ってくれました。午後の学校訪問を終え医院に帰ってくると、すでに写真が届いていました。ちゃんとした教育委員会の仕事の学校訪問ですけど、これまでで最も楽しい学校訪問でした。

相馬中学校で  私の前の向かって右が亜里紗ちゃん、左が唯ちゃん