資料を使いながらの報告会です。

沢田内科医院では、初めての試みとして看護師の院外研修を行いました。澤田美紀子さんが6月20日から25日まで青森慈恵会病院へ、小堀未希さん が6月27日から7月2日まで外ヶ浜中央病院へ行ってきました。 何ごともまとめておくことが大事ですので、7月30日に院外研修報告会を行いました。 30分くらいで報告会を終わってその後に宴会をやるのが本当の目的でしたが、何と報告会は1時間半もかかってしまいました。 それだけ充実した研修だったのだと思います。

澤田美紀子さんは青森慈恵会病院緩和ケア病棟で研修を行いました。青森市の西に位置していますので、朝早く起きて車で通いました。 緩和ケア病棟ですので、家族が泊まれるように余裕のあるスペースで非常に静かな環境だということでした。 何か患者さんが訴えた場合は、時間とは関係なく納得が行くまで耳を傾けていたようです。入浴ではストレッチャーを湯船に入れるのではなく、 ストレッチャーがお湯に浸かるようにして患者さんの不安を取り除いていたことに感心していました。 アロマセラピーを行っていること、皮下に針を刺したままにして点滴を行う持続皮下注という方法を行っていることなど、 初めて経験することが少なくなかったようです。

報告会の後に久しぶりに集合写真を撮りました。

小堀未希さんは外ヶ浜中央病院で研修を行いました。 弘前からは遠いので外ヶ浜町の旅館に泊まり込みでした。外来と病棟、検査、併設している介護施設とほとんど全ての仕事を経験してきたようです。 朝のミーティングでは、夜間当直の申し送りがしっかりしていて、翌日の外来診療での受け入れがスムーズ行われていたようです。 検査の採血の時に真空採血を初めて経験したようです。 病棟の患者さんの処置の方法の違い、老人が多いためおむつを使っているが知らないタイプのオムツがあったこと、いろいろ経験してきました。 胃内視鏡検査は患者さんを眠らせて痛みを感じさせない方法で行っていたとのことです。 しかし、私たちの医院で行われている方法でも苦痛はあまりないし、呼吸が変化したり使用する薬剤の副作用の心配があるので、 この方法は必要ないのではないかと思ったようです。これまで経験のない老人保健施設での介護も経験して、有意義な1週間を過ごしてきたようです。

今回の院外研修の詳しい内容はきちんとした冊子の報告書としてまとめます。また、これと同じような院外研修や他の形での研修の準備をしています。