合格祝いのケーキを前にしてはしゃぐ同期3人娘(?)左から、葛西真紀、竹内弓子、古田麻奈美

弘前市医師会高等看護学院に通学していた、竹内弓子さんが看護師国家試験に合格しました。 前号のニュースレター(ホームページでは 雑記帳 2002.3.15)に書きましたように、法律が変わり、看護婦は看護師となりました。今回の国家試験の合格者が、初めて『看護師免許状』をもらうことになりますので、記念すべき年に合格したことになります。ここ数年は全国に4年制看護大学がたくさんできました。青森県でも、青森高等看護学院が青森保健大学となり、弘大医療技術短大が弘大医学部保健学科となりました。看護師の養成は各種学校が主体でしたが、これからは大学を卒業した看護師が増えることになります。このような中で、看護師になれたことは本当に喜ばしいことです。おめでとうございます。

私も看護師国家試験の問題を見せてもらいましたが、以前に比べて非常に高度な知識を求められています。また、単なる知識だけではなく、その知識を基にして、どのように対処するかという判断力を試す問題が多くなったのが、最近の国家試験の傾向です。つまり、これからの看護師には言われたことをただ実行するだけではなく、患者さんを目の前にした時に、どのように対処したら一番いいのかを判断する力が、より一層求められているということです。

医学の進歩は非常に速くなっています。うかうかしていると取り残されてしまいます。開業医だから医療レベルは低くていいという時代は終わりました。提供できない医療は大きな病院を紹介することで解決します。しかし、最新の医療レベルを知っていなければ紹介することもできません。竹内弓子さんも看護師になりましたが、これが目標ではありません。弘前市医師会高等看護学院は、夕方から夜にかけてが授業時間でした。日中は働きながら、夜に勉強するというのは大変な努力が必要ですし、一緒に働いている職員の協力なくしてはできるものではありません。3年間のことを忘れず、これからも自分を磨きながら、患者さんのためにも勉強を続けてください。