左から、井上真利子婦長、小堀未希さん、下山友佳さん、笹森優華さん、西谷鮎子さん

恒例になりましたが、7月1日から3日まで弘前四中の2年生2人が職場体験を行いました。笹森優華さんと下山友佳さんです。

2人は将来、医師と薬剤師を希望しています。しかし、どうしたらなれるのか、具体的な仕事内容などについては分からなかったようですので、参考になることを話しました。 初日から院内で行われているいろいろなことを体験してもらいました。

大腸内視鏡検査で体の中を見たことに感激していました。お尻から入れた内視鏡を通して大腸の中を見たのです。 レントゲンで内視鏡が体の奥深くに入っていることを確認し、動いている腸を見ることはこれまでなかったことですから当然のことです。 また、検査を終わった患者さんへのインタビューでは、前の日は、何と言われるか心配で眠れなかったことなど、予想しなかった答えにも驚いていました。

薬の種類が500種以上もあることにも驚いていました。これを覚えるのは大変だろうを思っていたようです。 私が、「仕事でどうしても必要であれば、覚えるのは簡単なんだ。勉強も好きになってやれば、ちゃんと覚えられるんだよ。」と言いましたが、信じられないようでした。

お昼は毎日一緒に食堂で食べたのですが、3日目はいろいろ質問してもらいました。 その中で、私は人を相手にする医療の仕事ではコミュニケーションが大事であることを強調しました。 患者さんが何を求めて病院へ来ているのかをきちんと聞き出すことが、納得する医療を提供する上で非常に重要なことだからです。

それぞれの立場からそれなりの体験をして得るものがあったものと思います。将来の職業を選ぶ上で何らかの参考になれば幸いです。