医者の夫をがんに奪われて知った愛と真実
岩田規子著、小学館文庫
★★★☆☆
2001/03/27 掲載

昭和大脳神経外科の岩田隆信助教授は「医者が末期がん患者になってわかったこと」とその続編(中経出版)を出しましたが、この本は亡くなった後に妻の立場から書かれた本です。医師が書いた闘病記はたくさんありますが、看病した側からも書かれたものは少ない。よくある民間療法もたくさん勧められたようだが毅然と対応し、最後は移植のために臓器を提供している。2冊を読んでからこの本を読んだ方がいいでしょう。