医院でのこぼれ話


3月11日の東日本大震災では地震の恐ろしさが改めて分かりました。 通院している小原さん(仮名、92歳、女性)が地震の後に受診した時の会話です。

小原さん
「地震って恐いもんですねぇ。」
「小原さん、90を過ぎて初めて分かったんですか?  昔から、地震、雷、火事、おやじって言うじゃないですか。」
小原さん
「おやじだっきゃ、なんもおっかなぐね。私の言うことは何でも聞いだものぉ。」
「小原さん、おやじって、旦那さんのことでなくて、父親のことでしょう。」
小原さん
「そうなんですかぁ・・・・??」

小原さんは、92歳にもなるのに威勢のいい元気なおばあちゃんです。 きっと、旦那さんはおとなしく言うことを聞いているしかなかったのかも知れません。